土曜日の鈴鹿8hエンデューロで今シーズンのレースは終了しました。
結果は7位で、285km、−4Lap。
もともと中国サイクルGPでシーズン終了予定でしたが、桐野さんの活躍&ご好意で鈴鹿出場が舞い込んだこの大会。エントリー料も据え置きなので思い切って力試しをする場と考えておりました。
AM/PM レース
4時起床、窓の外は雨でテンションダウン。4時半に家を出てのむさんを拾って鈴鹿へ出発。土山で雨は激しさを増して、本気で帰りたい気持になる。
会場着は6時前で、パドックパスが無い僕たちは遠い駐車場へ。雨に濡れるのは時間の問題だったし、特にデメリットは無かった。必要な物だけまとめて受付へ(のむさんがまとめて受付してくれた)。
受付に向かう道すがら、GOKISOブースにどうやらレンタルを目論む知り合い発見。挨拶してから僕もお願い出来ないか尋ねてみると…社員さん「8hソロですか〜お一人に8h貸し出すのは〜」という感じ。僕「そうですよね!そう言えば沖縄で井上さん(亮さん)から良かったと聞きました。」と伝えて帰ろうとする。社員さん「お知り合い?ボートのチームなんですね。お貸します^ ^」の流れでGOKISOが装着された。
ホイールを交換して頂いている隙に、桐野さんの所へ乱入し補給してほしい物などを渡す。4時間ソロ後に補給してもらう約束で5時間分の補給食をジャージに詰め込み自転車の受け取りへ。この時点で7:45であり少し余裕が無かったのは反省点。のむさんとスタート地点に行くとかなり後ろ、ローリングスタートだけど1周するまでに前方に位置するのが必須。雨は小康状態、カッパを脱いで、インナー+瀬田ロージャージでいざスタート。
右から選手をパスしまくって1周目のホームストレートで50番手辺り。ひとまずこれで安心。大きな声で「右通ります!」というと安全に前まで行けた。ここから本当のレースがスタート。
とにかく力を節約してなるべく長い時間先頭集団にいるのが今回の目標。正直サーキット内でのレースなので展開はほとんどなく、ひたすら同じメニューをこなすトレーニングみたいな感覚で走った。来年出るか分からないけど感じた点を列挙。
・シケインをいかに曲がり切るかで立ち上がりの楽さが違う(先頭から20番くらいはスムーズだがそれ以降は選手が多くやや詰まるので踏み直しが大きい)
・補給はパッと出せてパッと食べられる物に限る!持って行ったおにぎりは強度が高い中で非常に食べるのに苦労した。
この2点を気をつけるだけでもレースはもっと楽になったと感じる。
さて、先頭集団にいつまで残れたのかと言えば3時間だった。エンデューロと混走する中、ソロの選手は次々と姿を消して、この時点で5名程しか見当たらないとマトリックスの選手が教えてくれた。徐々にコーナー立ち上がりのキレが無くなり、脚が重く感じてきて切れるのは時間の問題となったのでオールアウトする前に離脱。残り5時間の絶望の中2周くらい流して走る。これがよくなかった…
先頭集団で走っていた時は運動強度が高く身体が熱かったのが、1人になり一気に強度が下がり、降り続く雨で濡れた身体がさらに冷え切ってしまった。何か食べないとと思うが全く胃が働いていない感じで摂取できない。低体温状態となってしまったようで、リタイアが頭をよぎるくらい。
そうこういしていると激しく尿意が来て、トイレへ。走ってトイレへ行きすぐレースに戻る。1時間するとまた尿意、更に1時間半後に尿意と都合3回トイレへ駆け込んだ。
5時間半くらいで桐野さんがシケインで補給に来てくれた。僕「桐野さん、すいませんポケットの補給食を持って帰って下さい…」というまさかの展開にも桐野さんは優しかった(´・_・`) この時に桐野さんは僕がリタイアするだろうと思ったみたい。そんなにキツそうだったのかな…
その後は気持ちを強く持ってただただ走り続けたのみで、無事完走。
毎周回声をかけて下さった桐野さんには本当に感謝しなければ。ラスト2周をのむさんと走ったのもとても良かった^ ^ もう無事に家に帰りたい気持ちしかなくて…そんなゴールも許される過酷なレースだったんだと今でも思う。
ゴール後7位という一桁順位だと知らされ驚いた。6位まで表彰も2割悔しい8割帰りたいでピンと来なかったけど、今だから言えるのは順位はこだわるべきだった。一番の反省点。
桐野さんにGOKISOへホイールを返しに行ってもらっている間に荷物をまとめる。手足が寒さで震えて止まらない。帰ってきたバイクを受け取り挨拶もそぞろで車へ戻り速攻滋賀へ。
追い込んでいない人達が焼肉屋を賑わせていたお陰で肉難民と化した僕たちは味鮮(台湾料理)へ。のむさんにご馳走になり帰宅。
辛かった、けれど楽しかった。
冬トレをする前に少しだけ充電。
またすぐに漕ぎ出すけど^ ^